打者の調子を可視化してみた
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調子の波で分かる選手の特徴
「今シーズンの打率は.300でした」、といわれてもその打率がどのような過程でその数字に落ち着いたのかは分かりません。
一概に.300といっても、安定して.300をキープし続けた打者もいれば、調子のよい時期と悪い時期がはっきりしていて、大きくぶれながら最終的に.300に落ち着いた打者もいます。
今回は、143試合を短く区切りなら成績を出していき、その成績をグラフにすることで、調子の可視化を行ってみたいと思います。
例えには打率を使用しましたが、実際は得点貢献度をより高い精度で測ることができる、wOBAという指標を使用します。
リーグ平均は.330ほどです。
今回は2018年シーズンのwRC+上位10人のグラフを作成しました。
なお、ランキングに関してはこちらのサイトを参考にさせていただきました。(1.02 - Essence of Baseball | DELTA Inc.)
ランキング形式で貼っていきます。
10、西武 山川
具体的なプロットの仕方ですが、まず、「開幕からx試合目」、を横軸に取ります(10 <= x <= 143)。
そして、wOBAの計算ですが、こちらは x - 9試合目から x 試合目までのwOBAを計算しています。
すなわち、直近10試合分のwOBAが、縦軸をとるということです。
なお、参考としてシーズン通算のwOBAの推移も書いています(薄い方)。
9、巨人 坂本
※途中消えているのは、試合に出ていないという意味です。
8、DeNA 筒香
7、オリ 吉田正尚
6、ヤクルト 山田哲人
5、DeNA ソト
4、中日 ビシエド
3、広島 鈴木誠也
2、広島 丸
1、ソフトバンク 柳田
こんな感じになりました。
長打の割合が多い選手は、変動がどうしても大きくなってしまう傾向にあるかとは思いますが、調子がいい時期、悪い時期をある程度可視化することができました。
巨人坂本選手やオリックス吉田正尚選手は変動が小さく、シーズンを通して安定した成績を残していることが見てわかると思います。
広島の丸選手や鈴木誠也選手に関しては、どの連続した10試合をとってきても.300を切ることがほぼないという恐ろしい安定感です。
ちなみに、調子に波があるといえば個人的に松田選手なのですが、松田選手のグラフはこうなりました。
調子変動が大きいことがわかります。
※需要があれば他の選手や球団ごとのものも作成しようと思うので、ご要望あればtwitterのリプ等で教えてください。
※画像の転載等は構いませんが、リンクも一緒に貼ってくれると嬉しいです。